北海道の四季は表情豊か!魚たちもまた、様々な顔を見せてくれます。

          
  
         
     春の漁
日本海  
ボタン海老・甘海老(11〜6)
(道北3〜12)
シマ海老・毛ガニ(1〜4)
ホッケ(3〜12)
やりいか・わかめ(3〜6)
ニシン(道北1〜6)
たこ(8月のぞく周年)
ホヤ(4〜8)
平目・ソイ・かれい
(7・8のぞく周年)
さくらます(2〜5)
こうなご(4〜5)
カキ(ひやま3〜6)
なまこ(3〜4)(3〜9)
太平洋・オホーツク海
毛ガニ(ほぼ周年)
マガレイ(4〜12)
宗八ガレイ(1〜4)
アカガレイ(2月のぞく周年)
ボタン海老(3〜4)(9〜10)
ホッケ(5〜7)
スケトウダラ(5〜6)
コマイ・たこ(ほぼ周年)
さくらます
       夏の漁
日本海
するめいか(6〜1)
うに・エゾバカ貝(6〜8)
青つぶ(5〜9)
ほそめコンブ(8〜9)
ホッケ(3〜12)
ほたて(周年出荷)
さんま(6〜8)
ガザミ・ひらつめかに(5〜10)
ひらめ・カレイ類(ほぼ周年)
ベニズワイガニ(7〜10)
太平洋・オホーツク海
毛ガニ(4〜8)
マガレイ(4〜12)
アカガレイ(2月除く周年)
キチジ(2〜4除く周年〉
スケトウダラ(5〜6)
コマイ・たこ(ほぼ周年)
マサバ(6〜11)
するめいか(7〜12)
マイワシ(5〜12)
ニシン(10〜6)
ホッカイシマ海老(6〜8)
花咲ガニ(4〜10)
ツブ(4〜9)
ホッキ(6〜4)
トキシラズ(5〜7)
コンブ(7〜9)
     秋の漁
日本海
鮭(9−10)
エゾアワビ(天然10〜12)
(海中養殖は周年OK)
ホッケ(3〜12)
するめいか(6〜1)
なまこ(9〜11)
真タラ(11〜2)
スケトウダラ(11〜1)
たこ(8月のぞく周年)
平目・ソイ・かれい(真ガレイ・宗八) (7・8のぞく周年)
ハタハタ(北部10〜11)
カキ(知内10〜3)
太平洋・オホーツク海
鮭(9〜11)
毛ガニ(9〜7)
宗八ガレイ(6〜10)
カレイ類(4〜12)
アカガレイ(2月除く周年)
キチジ(2〜4除く周年〉
ホッケ(ほぼ周年)
さんま(8〜11)
マサバ(6〜11)
するめいか(7〜12)
マイワシ(5〜12)
シシャモ(10〜11)
コマイ(ほぼ周年)
ホッカイシマ海老(10〜11)
カキ(厚岸・主に10〜12)
アサリ(8除く周年)
ハタハタ(9〜12)
     冬の漁
日本海
あんこう・カスベ(10〜4)
ゴッコ(ホテイウオ)(12〜2)
ボタン海老・甘海老(11〜6)
シマ海老・毛かに(1〜4)
岩海苔・寒ふのり(12〜3)
真タラ(11〜5)
スケトウダラ(11〜1)
たこ(8月のぞく周年)
平目・ソイ
かれい(真ガレイ・宗八)
 (7・8のぞく周年)
ウニ(道南12〜3)
ハッカク(12〜4)
太平洋・オホ−ツク海
ハタハタ(9〜12)
毛ガニ(ほぼ周年)
宗八ガレイ(1〜4)
ホタテ(ほぼ周年)
ホッケ(ほぼ周年)
スケトウダラ(8〜4)
コマイ・マダラ(ほぼ周年)
ホッキ(10〜6)
ニシン(1〜4)
メヌケ(ほぼ周年)
あんこう(10〜5)
カキ(厚岸 ほぼ周年)
甘海老・ボタン海老(11〜6)
ギスカジカ(1〜4)
北の春はあらゆる物が動き出す予感、春一番・海明け!
ボタン海老
シマ海老
ヤリイカ
ホタテ      エゾアワビ
マガレイ(裏)
北海道各地でこの時期、一斉に解禁になるのがエビ漁です。
  甘海老(ホッコクアカエビ)は、500m前後の深海に生息しており、日本海だけで過去五年間の平均漁獲漁は、約2,000tで他の種類と比べ、一番の漁獲漁です。
  ボタン海老(トヤマエビ)は80〜100mに生息する地域もありますが、日本海では200〜300mで丁度今話題の海洋深層水の中で、生きている事になります。その他にもシマ海老・ホッカイシマエビ・ブドウエビ・ガサ海老(トラ海老orゴジラ海老)等の種類が漁獲されるが、とても少ない。
  ホッケの盛漁期は、春と秋2回に分かれます。
 1世紀近く前、北海道の浜はニシンの大漁で沸いておりました。ここしばらくの間、姿を見せなかったニシンが、研究機関と漁民の努力で、最近少量ですが獲れるようになり、道民の期待が集まっております。
メモ 海洋深層水
非常に深い所の海水で低温安定性・富栄養性・清浄性などの特徴があり、水産・食品・健康・農業・エネルギーなどの分野で、無限の可能性を秘めている。先進的な取組は、高知・富山・沖縄の各県で、北海道でも各地で研究、取組が進められている。
北の夏は海も人も元気!西は晴天・東は霧 どちら派?
スルメイカ
キタムラサキウニ エゾバフンウニ
ひらつめがに   
ホッケ
ベニズワイガニ
北海道の夏の旬と言えば、やはり「いか」だべさ!  東シナ海・日本海西部から北上してきたイカは、真夏に北海道沖まで達し、一部はサハリン西岸まで大回遊をします。 いさり火は夏の風物詩として親しまれ、早朝の市場はイカの水揚げで賑います。’99年のTAC〈漁獲割当量〉は全国で50万tですが、北海道での水揚げはその1割にも満たない。 しかし イカを追って全国を渡り歩くイカ釣り専用船の船頭さんの談(俺がイカ刺しを食うのは、津軽海峡か奥尻周辺で操業したときだけだ!〉は、何を物語るのでしょう。
 日本海でもう一つ忘れてはならない旬と言えば「うに」。赤身のガゼ〈エゾバフンウニ〉とオレンジ身のノナ〈キタムラサキウニ〉がありますが、近年漁が減り、浜では懸命に増殖努力をしています。
うに1個の中に,身<卵>が5粒しか入ってない事を,ご存知ですか。

 ホタテは貝毒の関係で夏場はあまり出荷されませんが、潮が早く常に海水がきれいな日本海では、一年中生産されております。
メモ TAC:Total Allowable Catch
国連海洋法条約の中で、自国の生物資源の漁獲可能量(TAC)を決め、資源の維持を確保する事を目的に、平成9年からスタートした制度。現在 管理対象魚種は7種(マイワシ・マアジ・サバ類・スケトウダラ・サンマ・ズワイガニ・イカ)です。
北の秋は空・海・空気・人の心まで、キリッと澄み渡る。
毛ガニ
ひらめ
カスベ
ソイ
秋鮭
イナダ
ヒラメはタイ、マグロ、ブリと並ぶ高級魚。秋から冬にかけてのヒラメは寒ビラメと言われ、特に美味しい。背鰭と尻鰭の付け根は縁側と呼ばれ、通をうならせる美味しさ。北海道の日本海沿岸は、年間1,000tを水揚げする日本有数のヒラメの水揚げ地。平成8年度からは種苗放流にも力を入れて、資源増大を目指している。
 秋漁の代表格はやはり秋鮭。北海道各地の川から放たれた稚魚は、壮大な大回遊を経て4年後に同じ川に帰ってきす。北海道だけで約20万t が漁獲されています。
 エゾアワビは主に北海道の日本海側に生息する、高級食材です。形は小ぶりですが、味は正に絶品です。
産地であります「ひやま漁組」にスポットを当てて見ますと、S44年に100tの水揚げを記録してから、年々減少し、南西沖地震の翌年H6年には1t にまで落ち込みました。しかし種苗生産施設の拡充・海中養殖の拡大・蓄養施設の拡充などを図った結果、H11年には30万個を出荷するまでになりました。数年後には120万個の生産体制を目指し、奮闘中です。
 ホッケはこの季節、妊娠中です。ホッケのコッコ〈卵〉が、意外と美味しいのはあまり知られていない様です。

メモ 人工種苗
栽培漁業(つくり育てる漁業)を進める中で、重要なポイントとなるのが、種苗生産(外敵等にある程度耐え得る大きさまで、人工的にだいじに育てる作業)です。出来あがった人工種苗は、自然界に放たれるものと、さらに育成管理するものがあります。
北の冬は優しく・険しい。雪が大地を包み・海はほえる。
アマエビ(ホッコクアカエビ〉
たこ
トラエビ(ガサエビ・クマエビ・ゴジラエビ)
ギスカジカ(ツマグロカジカ)
クロガシラカレイ
ハッカク
トゲカジカ(なべこわし)
マタラ
冬はやはり鍋物。鍋物に利用される魚たちもこの季節一段と美味しさを増します。
 アンコウはグロティスクな顔に似合わず実に旨い。身は勿論の事、肝臓は「あんきも」として珍味です。最近は漁獲量がかなり落ち込み、価格が高騰している。
 ゴッコとは北海道だけの呼び名で、七福神の布袋様に似ているところから、和名はホテイウオ。寒くなると産卵のために岸によってきた所を漁獲され、漁師の舌を唸らせる(ゴッコ汁)
 真タラもまたこの時期一番美味しい時を向かえる。タラちり鍋はおなじみですが、最近は鮮度の良いタチ(白子=精巣)をほぼ生に近い状態で食べるのが、また格別です。注目すべきは雌タラ1尾が放卵する数が、なんと200万〜500万粒と言う大量出産でしょう。
 スケトウダラはおなじみのたら子・紅葉子や明太子の親です。身もかまぼこ・ちくわ・ソーセージ・棒たらなど私達の生活に思いっきり入り込んでおります。S51年に117万tだった生産量が、H9年には27万tまで減少しています。
 海老はこの時期、各地終漁となりますが、北部ひやま地方だけが解禁となり、高価な値段で取引されます。
メモ 北海道の冬の海
日本海 北西の季節風が毎日のように吹き荒れ、低気圧の近づく前の1〜2日だけ凪となる。
オホーツク海
 流氷が接岸し、一部を除きほとんどが、氷に閉ざされる。
太平洋
 荒れる日が多くシバレが強い為、船についたしぶきがどんどん大きくなる結氷で、危険な状態になることがある。
噴火湾・津軽海峡
 他の海に比べ冬としては、意外と穏やかな日が多い。
日本海〈津軽海峡を含む〉は主に檜山地域、奥尻島周辺海域の情報です。
( )内の操業期間はアバウトな数字であり、各地域ごとに多少ずれる場合があります。
北海道では上記の他にも、たくさんの種類の魚が漁獲されております。特に道南では海流が寒流系と暖流系とが入り混じり、大変多くの種類となっております。
 北海道の魚種別生産量
資料:北海道水産林務部「北海道水産現勢」

○監修・協力  社団法人 北海道栽培漁業振興公社(瀬棚事業所)
    北海道 檜山北部地区水産技術普及指導所

                                     
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